両利き(右利き+左利き)の話。
右手で円を描くと同時に、左手で方(ホウ)=四角を描くのは無理!?
右手画円、左手画方、不能両成。
右手(ゆうしゅ)に円を画(えが)き、左手(さしゅ)に方(ホウ)を画(えが)かんとせば、両(ふた)つながら成ること能(あた)わず。
『韓非子』[功名第二]より。
「左右の手を使って、まったく異なる動きをさせようとしてもむりなように、心を二つにして考えようとしては、一つのことも考えがまとまらないものだ」ということが、ここには記されています。
二つのことを同時に思い描くことは不可能でも、右手でマルを描きながら左手でシカクを描くことなら、できてしまう場合もあります。
一般的に考えれば難しいことですけれども、左右両利きの人なら意外と簡単にできるでしょうし、聞き手が片方の人であっても訓練すればできるようになります。訓練してまで、それをすることに意味があるかどうかは別の話ですが。
ちなみに、私は右手も左手も利き手で、いわゆる両利きといえるタイプです・・・・・・一応。
一応というのは、右手も左手も同じ動作を行えるワケではなく、左手を使う場合と右手を使う場合とが生活する中で区分けされているタイプです。
具体的に申し上げると、右手でペンや箸、ハサミなどを使いますが、消しゴムとかカッターナイフ、包丁は左手を使います。このように書くと器用そうにみえるかもしれませんが、ボールを投げるのは左手でバッティングは右打席のほうが向いています。つまり、ソフトボールとか野球をする場合には、どちらかというと損なタイプですね。
それ以外にも、利き手に関するネタはイロイロとあるのですが、改めて書くことにします。
話は変わって、今回の言葉の原典である『韓非子』を著した韓非(カンビ)ですが、秦の始皇帝に重用され、諸子百家の法家の祖としても有名です。また、彼の提唱する“信賞必罰”の考えは、今の法治政治の礎になっています。
正直、『韓非子』は読んでいてイラッ!・・・・・・と来る内容も少なからずあるのですが、人間の本質のウラを見事に看破している部分も多くあり、一読の価値がある典籍だと思います。
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